しあわせの雨傘


フランソワ・オゾン監督の作品が観たいな〜と物色していたら、ジェラール・ドパルデューが出演!?と目に留まって観ることに。
趣味はポエムに台所仕事と優雅で退屈な毎日を送るブルジョワ主婦スザンヌ。
心臓発作で倒れた夫の代わりに雨傘の会社を任されたことで自立に目覚め新しい人生に踏み出す。
女性の自立をと共にブルジョアと労働者の格差などをメインテーマにしているけれど、随所に織り込まれた笑いと濃いキャストにばかり目がいってしまう。

主人公スザンヌはみての通りジャージ姿の彼女、カトリーヌ・ドヌーヴ。
スザンヌを家に閉じ込め浮気に励み、傲慢なワンマン社長の夫は、ファブリス・ルキーニ。
そして、夫とはスザンヌへの恋のライバルであり、また労働者と資本者階級という敵同志でもある市長ババンが、ジェラール・ドパルデュー。
何この濃いキャスト。
カトリーヌ・ドヌーヴの演じるスザンヌは、キュートで天真爛漫で魅力的。
でも「良き妻・良き母」以外の部分が顔を出したところからが、彼女の本領発揮かな。
ババンに助けを求めて会いにいくシーンの彼女の姿は若かりし頃と変わらず艶やか。
そして男性陣との掛け合う様子も堂に入ってるし。
すごく素敵でした。
ジェラール・ドバルデューは、昔から好きな俳優。
個性派俳優であくの強い外見だけど、感情表現の繊細さといったら。
そんな彼が演じたロマンチストなババンと今回対の存在だったファブリス・ルキーニ。
亭主関白でワンマン社長で浮気もので嫌な奴を見事演じ、最後でまさかのキュートな駄目旦那っぷりを見せてくれました。
そこでキュンキュンきてしまい…
もちろん、ベテラン勢に負けじと秘書も娘も息子も皆光ってました。

映像も美しくて、特にスザンヌの家が素敵!
女性心をくすぐる作品、、、といいたいところだけど、「若く格好いい男」は出てないので好みは別れるところかなと思います。
私にとっては美味しい作品でした。
ごちそうさまでした。

しあわせの雨傘
(フランス/2010)
監督:フランソワ・オゾン

カテゴリー: movie, レビュー   パーマリンク

しあわせの雨傘 への2件のコメント

  1. medama_yaki より:

    フランソワ・オゾン監督、良いですね。
    札幌に行ったとき、シアターキノにかかっていた時限定ですが色々と見ています。
    スイミングプールとかね。

    • michi より:

      medama_yakiさんへ

      おお、ご覧になりましたか☆
      スイミングプール、私が初めて観たオゾン監督の作品で、ずっと印象に残ってたんですよ。
      あとはやはり代表作でもある「8人の女達」も好きです。
      まだまだ観たいものがあるので少しづつ楽しんでいきたいなと思ってマス

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